人生に必要なことは草や昆虫や?に教えられた

日々の「あれ!おや?」から、人生の指針を紡いできた観察日記です。

3の力

                        

 
蔦の作品はこのブログで6様態位紹介していますね。
「なんだ、また蔦か・・・」
なんて言われそうです。
 
散歩などで見る光景はだいたい決まっていますから、
同じような物になってしまいます。
なのですが、要はそれがどんな風なのか?
ここが問題なわけです。
 
人間や街の風景でも見た風景がどんなものか?
ここなんですね。
落ち葉一枚でも、その見た様子で様々に観察
が変化します。
 
例えば、子供でもこの作品には4作品
位あるでしょうね。
特に、老後ですと、生活範囲はほとんど近場ですから、
同じような観察対象になります。
問題はそこから人生の何を学ぶのか、
ということに尽きます。
 
私はこの観察学習を40年近くやっていますので、
もう、完全に習慣になっています。
ですので、見た光景から瞬間に発想できてしまいます。
といっても、全く同じ光景の場合はほとんど発想しません。
というより、発想できないのです。そこに、何らかの
違いがあるからこそ「おや?!」と気持ちが動かされ
るわけですから<気づきの導入部>
異質な光景を発見すると「なんだあれは???ちょっと」
と、叫んでくれます。
完全にこの観察習慣が身についているんでしょうね。
 
前置きが長くなりましたが、今回はフレンドリーな
ツタの光景です。川の手すりの巻き付いたツタなんですが、
一メートルぐらいまで伸びています。
天までとどけ~~」なんて声が聞こえてきそうです。
まあよくここまで伸びられたな・・・と、側に行って
みました。よく見ると、なんとツタが三本絡み合って
います。そうなんですね、一本では無理でも三本で絡み
合うことで強さを増していくことから伸びられているんです。
 
なるほど、こうすれば確かに縄を編むように一本の稲から
ロープガできるようになるわけです。
うまくやってるなと感心しました。
これって、二本ではまだ弱くて駄目でしょうね。
三本が絡み合うことでこそ強靭な一本の支柱になって
いるんでしょう(三角形理論:安定)
 
この三という数は意味がありそうです。
昔の言葉にもいろいろあります。
 
三人寄れば文殊の知恵
三本の矢
石の上にも三年
早起きは三文の徳
 
こんな感じに三の数字は人間に多くの知恵をあたえて
来たような気がします。
何も三でなくともこの社会ではお互いが協力すること
から成り立っているんではないでしょうか。
森の中での一人の生活ならともかく、多くの人達と
生きていく上では、このお互い様がなくては人間らしく
生きてはいけないだろうと思います。
そんな意味からも、人間らしくあるために、
日々のこころ磨き
を心がけたいなと、
このツタの協力精神から気づきました。
 
力合わせは心合わせ
協力 共助の精神で
互いの勝利を生む。
頼むこと、頼まれること
    を
  いとわない。