再公開記事
我が人生の幸いへの道標となった風景
~ある日、ある時~
あれ、こんな所にも鳩がいるんだ。
駅のホームとか、公園ではよく見るが、
線路沿いのこんな道にもいるのか?。
そばにいくと、一斉にパタパタパタと舞い上がった。
しばらく歩いていくと、あれ・・・、
一羽の鳩が後ろからトコトコと、ついて来る。
随分人なっこいハトだなあと、温かな想いが湧いてきた。
「かわいいなあ~」何でこの鳩だけが?
足元を見ると、なるほどそうか。
自分の靴の紐がほどけていて、
紐の先の縛った丸まった物を豆と勘違いしたのだろう。
紐の先端がころころと転がるのを、鳩がつついていたのだ。
そうかあ、紐がほどけているのを鳩が教えてくれたんだな。
「ありがとうね!」
鳩に昼食に買ったパンをちぎってあげた。
おいしそうにつついた。
靴の紐を結び、会社へ向かった。
(自分とあの鳩とはどんな関係なんだろうなあ)
振り向くと、もうあの鳩はいなかった。
伝える事を、伝え終えて、何処へと・・・。
~エンカレ:励言~
鳩から貰ったあったかーい気持ち、可愛い想い、
一羽の鳩でも、人と同じ位の温かさを持っている、
ありがとうね。