（強風に後ろの枯れ幹に支えられているユリ）
（二つの世界に生きる風景）
サイコスケッチ：心理描写
風の強い日、台風の余波のような
荒れた天気の日でした。
綺麗に咲いたユリが風にあおられて
ふらふらしてました。
「やっと咲いたのに大丈夫かな・・・」
と、心配になりしばらく見守っていました。
まあ道端に咲いたユリですから、誰も面倒は
みないんでしょうが。
見てると、「なるほど、これなら大丈夫だな」
風の向きも関係しますが、
風が「ピュ～～」と吹いたとき、去年のユリの
茎がうまく支えにいなっていて、守っているんですね。
「はは、これはうまいことやってるわ」
私たちの人生で言うなれば、
これは、困ったり、悩んだり、苦難にあった時など、
はたまた大きな問題に立ちふさがれたときなど、
過去の経験や学んだ知識や獲得した知恵を生かすことから、
現状突破をなしえる、
ということになるんではないでしょうか。
「経験は偉大なる教師である」の格言も、
わかるような気がします。
そんなことから、若いときに出来るだけ、
苦くも辛くも多くの経験を積んでおくことは決して
無駄にはならないのではと感じました。
その後、またそのユリの花を見たんですが、
見事にあの強風に打ち勝って、
自らの人生を終わって、花びらを閉じていました。
「来年また会おうね」
そっと、その場を去りました。
～エンカレ：励言～
体験を支えに
経験を力にして
人生を開き 快走する
『自分力』
