今週のお題「読書の秋」
「読書」には、
愉しむ読み方 と 身に付ける読み方が
あるのではないでしょうか。
愉しむ読み方は・・・感情を入れ込んで共感する。
*小説やエッセイなど
身につける読み方は・・・客観的に理解し知識とする。
と、思いますが・・・。
インドの世界的大数学者、ラマヌジャンの奇跡
から学ぶこと。
彼は、31歳という短い生涯の人生で、実に2500もの
数学方程式を作りました。家は貧しく好きな本も満足に
買えず、ノートも無くいつも地面に書いて勉強していた
そうです。そして、
16歳の時に出会った一冊の本との出会いが彼の人生を
大きく変えることになりました。
それは、数学基礎要覧と言う本で、
何度もなんども読み返し、
頭にたたきこんだのです。そして、
今までの知識と融合させることで、一気に才能が開花
していきました。
その後、港湾労働者として過酷な日々を送る中でも、
好きな数学の研究は黙々と続けていきました。
25歳の時、面識も無いイギリスの数学者に
自分の研究を見て欲しいと手紙を送りました。この
手紙が彼の人生を大きく変えることとなったのです。
その後、彼は更なる研究を続け世界的な数学者へと
歩むことになるのです。
<奇跡の要因>
1、感受性が強かった・・・成績が悪く<数学以外>
奨学金を止められたときは、家出してしまった。
2、自分の好きな数学だけは、どんな時でも勉強する
努力をおしまなかった。
3、苦しい仕事にも自分を捨てることなく、数学を
生きる支えとした。
4、一冊の本との出会いを運命と悟り、血肉として
いった。遺品を整理したときには、
その本は表紙も破れボロボロだったそうです。
5、自分の研究を信じ、見知らぬ数学者に手紙をだした。
人生は、自分の信ずることの出来る目標なり夢が、
ある時、何かと出会うことで実現しゆくものかも
しれませんね。
貴方の人生を変える本と今日、
今、明日、・・・出会えるかも?
こころに感じた本に出会ったら、じっくりかみしめな
がら読んでみませんか。言葉は、人を変える力があり
ます。
「熟読と言う、言葉の取り込み」
*タイトルでこれは!思った所をよむ。
読みながら、感じた所のページを折り込む。
*次に、最初から読み、これは、という個所に
赤ペンでラインを引いていく。
*次に、ポストイッチを更に、ポイントと思う
個所に貼る。
*最後に、ポストイッチの個所から、いいな、
と思う所をノートに写す。<セルフライティング>
これで、マイブックは完全に自分のこころに取り込まれ
ました。この、言葉達が、やがていつか、生活している
中で気付きを与えてくれ成長の芽となります。
速読は情報を取り入れるにはいいでしょうが、
こころを耕すには、熟読がいいのです。
タイトルだけに惑わされず、本屋に足を運びぺらぺら
・・・と見て・・・いいな!と思った本を買うのも
一つの買い方ではないかと、私流に考えますが?
人それぞれに自分にあった熟読法や愉しみ方が
あるでしょうね。
一冊の本が人生を変える事もあるんです、
読み方次第で・・・・。
現代はネットで読めますし、情報の氾濫している時代
ですから、一見このアナログ的な読み方はとっつきに
くいかもしれませんが、身に着けるコツは実はこんな
所にあるのではないでしょうか。
あなたのマイブックありますか?。
パソコンやスマホではこれらのことはできません。
アナログ作業はどんな時代になっても、私達、
人間の学びには必要なことではないでしょうか。
私なりの考え方を、述べてみました。