人生に必要なことは草や昆虫や?に教えられた

日々の「あれ!おや?」から、人生の指針を紡いできた観察日記です。

人生の根っこ

再公開記事

それはある日、田舎に帰省した時の事でした。
母とお墓参りに行ったのですが、山を切り開いて

作った墓地でしたので、途中の道も崖ぷちの人一人

がやっと通れる狭い道で足元を確かめながらでした。

注意深く歩いていたこともあったのでしょう、

切り崩された崖に無数の根が伸びているのが目には

いりました。
上を見ると、高く伸びた竹が大風にしないでいました。
いつも見慣れた一本の竹からはとても想像もできない

ことでした。
あのすごい根が大風にも倒れない竹を支えているんだ

と根の力を実感したのです。 

人生の転機というものは、一瞬の時に訪れることがある

ものです。
その時心に響くイメージが何かしらの気付きを起こさせ

るというものです。人がより良い人生の<使命感に目覚

めたり、目標を持てたり、生きがいを感じたり>

きっかけを掴んだりすることは、気付くということ

からできます。

 

成長とは、創造性を持って、自分らしい、より価値的な

人生を得ていくことで、様々なことに想いをめぐらすと

いう想像力が転機をつくる気付きをおこさせます。

心療内科医の海原純子先生が「人生は何かを得たり、

賞を貰ったり、人から誉められたりする為だけに在る

のでなく、

その人生に必要なことに気付く為にあるのです」

と言われていますが、

私が竹の根っこから、節という年々における努力から

こそ成長が約束されると気付いたことも、

気付くという心の変化から、人は伸びていかれる

ことが理解できると思います。
 

        エンカレ:励言

     自分らりさをしっかり支える根っこ、
     それがあって初めて人は、
     自分としての人生の意味を実感して
     生きていくことができる。