人生に必要なことは草や昆虫や?に教えられた

日々の「あれ!おや?」から、人生の指針を紡いできた観察日記です。

社会のリンク

イオンモールの帰りでした。
駅の改札口へ向かう通路に5店ほどお店があります。
たまにそこの麺屋を利用する時があり、さて、今日は
どうしょうかなと思いましたが、次にしようと。

 

ふと、先の店に目が行きました。
その店はマグロ丼の店ですが、

入り口に食券販売機があります。
その前でおばあさんがキョロキョロしてました。

僕は(どうしたんだろう・・・)

気になり行ってみたのです。
あいにく人通りも少なく、

誰も気づいていないようです。

 

「どうなさいました」と声をかけました。
それでも何も答えず盛んに券売機を触っています。
(そうか、操作がわからないんだな)と。
店内でも大丈夫ですよ、

と教えても券売機から離れません。
(そうか、券売機での購入法を覚えたいのか)
最初からおばあさんの代わりに操作してあげたんです。
本当は順番に操作方法を教えてあげればいいのですが、
後ろに客が来ましたので自分がやってあげたのです。

 

最後にお金を入れるのですが、
「おばあちゃん、お金を)というと、

 小銭入れを出したのですが、足りません。
「おばあちゃん、千円ないですか」
すると、財布から5000円を出しましたので、

入れてあげたんですが、

今度は札の釣り銭だけとって、

120円はそのまま??。
仕方なく取り出したおばあさんに渡しました。

 

小さな声で「ありがとうね」というと、

お店に入っていきました。
「すいません、遅くなりまして」
次のお客に伝えると、

相手もにっこりしてくれましたので、
ホッとしました。

 

しかし、90歳を超えているだろうと

思われるおばあさんには、
このような食券の購入は難しいだろうと

思いますね。
購入機のそばに、一言表示しておけば

いいかもしれませんが。

でも、あのお歳でマグロ丼を食べに来る食欲

にそれも一人で、驚きました。
というより、その食べに行こう!!という、

行動力が凄いです。
その欲求が長生きのコツかも知れません。

こんな感じで声をかけたり、気をかけたりしてます。

先日も横断歩道を渡る時に、

気を『かける』ことがありました。
その横断歩道は10メートルぐらいありますが、
とにかく青信号の時間が短い。

体の不自由な方は、あと一歩のところで

赤に変わってしまいます。
もちろん車は待ってはくれますが、

でも危ないですよね。

その時は杖で歩くお年寄りが僕の前にいました。
(渡れるんだろうか・・・)

疑問に感じた僕は、後ろに付きながら
一緒に渡ったんですが、

やっぱり赤になってしまいました。
車に挨拶するとその老人を見守り、

わたり切りました。
このように、歩行者用の信号が極端に短い

ところがありますね。
高齢化時代、

なんとかならないもんかと思います。
でかけたときには、

この声を『かける』ということに、

意識しながら歩くようにしています。
高齢者だけでなく、

子供とか困っているような人に出会ったら、
迷惑にならない程度に声掛けをしてます。

いいことをすると、

気持ちがスッキリして何となくいい気分に
なります。これは自分の実感ですが・・・。

この年まで=79歳=多くの方々に

お世話になってここまで
これましたので、

少しでも人の御役立てればと、

常々思っています。

 

   「どうしました・・・」
     『かける』声が、

     人と人をつなぐ。
    孤独を破る一声か。
     やがては、
   お世話になる時が・・・。